TEZZO 全長調整式車高調

[ 全調式 ] [ 減衰調整可 ] [ スッキリ足 ] [車高調]

 

TEZZO 全長調整式車高調 for 147

対応車種

AlfaRomeo147 / 147GTA / 156 / 156GTA / GT / 

[概要]

開発意図=ストリートにも適した車高調を生み出す

●全調式である必然性
車高調のなかでも全長調整式を採用した理由は、別タンク式に比べて構成部品が少なくリーズナブルなことが挙げられる。さらに車高を調整する際、プリロードによるスプリングレートの変化を抑えることができるため、車高調取り扱いの経験の浅いディーラーであっても扱い易い。装着技術の差に性能が左右されにくいメリットがある。

[製品特徴]

高性能なモノチューブ(単筒式)ダンパーを採用、減衰力25段調整

フロントは単筒式正立、リアは単筒式倒立方式を採用(車種による)。ケース、シリンダー、シャフト、ピストンなどの外装パーツは大手メーカー製品との協力により流用することで部品コストを下げ、独自にケース長の変更、さらに内部のシムのセッティングを行うとともに、ガス圧、減衰力、バネレート、ストローク量を個別に設定変更を行っている。完全個別車種別専用設計となる。

しなやかだけどふわふわしない、スッキリ足

減衰力を発生させるうえでキモとなるシムのセッティングには開発の多くの時間を割いた。全長調整式車高調キットでは、薄いシムを多用することでしなやかな動きを作り出す。その上で「ピストンが動き出す初期のフワリとした挙動」は、リングシムの採用でシムの動きにプリロードを与えて抑制させて、「しなやかだけどふわふわしない、スッキリ足」を実現した。

長期的な耐久性を確保、オーバーホールも可能

耐久性の高いスチールボディを採用。さらにシリンダーにはニカシルメッキコーティングを施して錆や腐食などに対する長期的な耐久性を確保した。オーバーホールにも対応しているので、末永く楽しむことができるばかりか、ドライバーのステップアップに応じた仕様変更も可能となる。

“専用設計”でラインナップ増加中

現在、ラインナップとするのはアルファ147、156、147GTA、156 GTA、GT用をラインナップ増加中。
これらの新車の発売から相応の時間が経過したモデルに関しては、経年劣化のリフレッシュという意味でもオススメできる。それ以外にも個別車種開発を行っていく予定だが、概ね17インチ程度までの通常タイヤ装着車への適応が高い。

■仕様

・全長調整式車高調整システム 高圧ガス(N2)封入式
・フロント:単筒式正立 リア:単筒式倒立
・シリンダー材質:スチール(STKM材)
・ダンパーフルード:FUCHS(フックス)社製ダンパーフルード
・表面処理:ニカシルメッキシリンダー(シルバー)、カチオン電着塗装ブラケット(黒)、有色アルマイトアルミ部品(赤)など

[開発ストーリー]

一般的に車高調と言っても数万円から数十万円まで様々な価格の製品が市場にあふれている。しかし構成パーツ代を比べたらそれほどの価格差はない。では何が違うかというと、個別セッティングをおこなったかどうか。要するにセッティングに対する労力、そのノウハウによって価格差が生じている。そうした意味では、機能パーツとしては特異な製品である。
このセッティングこそが、各社それぞれ特徴が出る部分だ。例えば、高圧ガスタイプを採用ている車高調は、何よりも高速操縦安定性を重視し、しっかり感がある。いかにもドイツ車らしい(一世代前までの)乗り味を持つが、一方で低速ではゴツゴツする印象がぬぐえない。
また、たとえば減衰力のちぢみ側を比較的柔らかくしてゴツゴツ感をやわらげ、逆に伸び側を強くしてロール剛性を出してロールスピードを抑え、高速安定性やコーナリングの安定感を重視する車高調もある。この方向性は、伸び側すなわちリバウンド側を高めてバウンド側を弱くするもの。ゴツゴツ感をやわらげつつロール剛性も抑えるという、いわばイイトコ取りの手法だが、このセッティング手法も弱点がある。それは高速道路の継ぎ目や段差では、リバウンドが強いことからドンというショックが大きい。
こうした現象を少しでも解消しようとTEZZOでは別タンク式のアジャスタブルダンパーを開発してきた。オイル容量が増えるのでキャビテーションが発生しにくいだけでなく、ストロークも稼げるのでそれだけ低圧ガス化が可能となるからだ。つまり全体性能の底上げを狙ったのだ。しかし、別タンク式の弱点は何だろうか?
というと、それはコスト上昇だ。構成パーツが増えること、さらに純正にはない別タンクという構造から、それを配置するにも難易度が上がり開発工程が増える。
今回、開発した全長調整式車高調キットに関しては、別タンク式を持たない従来タイプの単筒式ダンパーを採用した。特長としてはケースの他、シリンダー、シャフト、ピストンなどのパーツに関しては大手メーカー製品との協力により部品の購入コストを下げることに成功。ただし、メーカー品をそのまま使うのではなく、一度ばらしケース長などを変更、さらに独自にガス圧、減衰力、バネレート、ストローク量を設定し変更してリ・セッティングをおこなった。
つまり、ストリート用として手の出しやすい価格帯を実現しながらも、車種ごとに個別変更を行うことでTEZZOが求める性能を実現させたのである。なお、この製品は、ユーザーが本格的にサーキット走行をするときなど、仕様変更を含むオーバーホールにも対応する。

[メディア]

Tipo 2012年11月号「良品工房 TEZZO 全調式ADJUSTABLE DAMPER KIT」

[動画]

[ユーザーインプレッション]

いろいろな足廻りを試した挙句、ようやく求めていた足廻りになりました。
車体は揺れないのに、足廻りはシッカリ動いているので、ゴツゴツ感や突き上げ感もほとんどないです。
柔らかいのかなぁ~って思うと、コーナーでは意外とクイックでロールも少なく、路面に粘る感じですね。
(アルファロメオ 147GTA/T様)

今まで私もいろいろな車でいじって乗ってきましたし、いろいろなパーツも装着して来ました。正直、足廻りなんてそう簡単に決まる物じゃないですし、理想を追い求めたらキリがないのも解っていました。
けど、TEZZOさんのアジャスタブルダンパーキットには驚きました。『コレで決まった』って感じですね。家族を乗せて走ることが多く、不快な振動があるのはイヤなので、このぐらいしっとりした足廻りは家族にも好評です。ひとりでぷら~っと遊びに出かける時は、しっかり踏ん張ってくれてスポーティーな走りにも対応してくれます。
また、下から覗くと見た目がカッコイイですよね。
言うことないです。変更して良かったです。
(アルファロメオ 147 2.0 TI/I様)

これはもう本当に良い足です。
見た目もいい感じで、156/147は少し車高を落とすだけで、すごくカッコよくなります。
高速巡航では変な突き上げもなく、乗り心地の良いまったく疲れない足ですね。
うねった様な路面でも、ピシッとしたフィーリングで走行出来ます。
帰りのワインディングはスポーツ性能が試せます。
自然なロールを伴いながら、それでいてまったく不安なく飛ばせる足です。
今回は一人での走行でしたけど、同乗者がいても不満が出ないはずです。
逆に不安なく感じるのではないでしょうか。
そして音も見事に押さえ込まれています。
全工程にわたって乗り心地とスポーツ性能の高次元でバランスの取れている足ですので、どんなシチュエーションでも、どんなオーナーにも勧められます。
(アルファロメオ156 2.0 JTS/TEZZO BASEメカニック)

まず、イイ塩梅に車高が下がったので、見た目で周りから好評です。
ノーマルより若干硬くなった感じなので、ハンドリングがクイックになってスポーティな走りが出来るようになりました。減衰力が調整出来るので、普段の街乗りからスポーツ走行まで幅広く使えて運転が楽しいです。
当初は他メーカーのショックとスプリングを考えていましたが、TEZZOのアジャスタブルダンパーキットにして良かったです。
またTEZZO BASEに顔出すので、いろいろ教えてください。
(アルファロメオ156SW 2.0 TI/O様)

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