TEZZOマフラー|音圧特性と聞き心地に関する技術的解説

本ページでは、TEZZOマフラーの音圧特性を軸に、排気系設計・音響工学・聴覚心理の観点から「聞き心地」の違いを解説します。
ここで扱う音圧特性グラフは、回転数に対する音圧レベルの変化をイメージ化したものであり、最大音量の優劣を示すものではありません。
重要なのは、音がどの回転域で、どのように変化するかという「音圧分布の設計」です。
1.排気音の成り立ちと音圧特性
エンジンの排気音は、燃焼により発生する排気脈動を起点とし、
・基本周波数(回転数に比例)
・倍音(高調波)
・排気流速による乱流音
が重なり合って構成されています。
マフラーは単なる消音装置ではなく、これらの音響エネルギーを
・どの帯域で
・どの程度減衰させ
・どの帯域を残すか
を制御する音響制御デバイスと捉えることができます。
音圧特性カーブは、その制御結果を最も端的に表す指標の一つです。

2.TEZZOマフラーにおける音圧制御の基本思想
TEZZOマフラーでは、回転数の上昇に対して音圧が単調に増加する設計を採っていません。
低回転域では存在感のある音圧を持たせつつ、中回転域から高回転域にかけては、音圧がなだらかに推移する特性を重視しています。
この背景には、以下の明確な設計意図があります。
2-1. 共鳴周波数の分散とピーク抑制
排気系には、構造上必ず固有の共鳴周波数が存在します。
一般的なマフラーでは、この共鳴点が特定の回転域に集中し、音圧ピークとして現れることがあります。
TEZZOマフラーでは、
・サイレンサー内部の容積配分
・排気通路の段階的拡張
・位相をずらす内部構造
を組み合わせることで、共鳴エネルギーを一箇所に集中させず、複数帯域に分散させています。
その結果、特定回転域で音が「跳ねる」現象を抑え、音圧カーブが滑らかになります。
2-2. 高回転域での音圧増幅の制御
高回転域では排気量と排気流速が増加し、高調波成分や乱流音が顕著になります。
この帯域で音圧が急上昇すると、音は鋭くなり、いわゆる「耳に刺さる」印象を与えます。
TEZZOマフラーでは、
・高次高調波の減衰
・排気流の整流
・音圧の段階的減衰
を重視し、高回転まで回しても音圧が再上昇しない特性を実現しています。
これにより、スポーツ走行時でも音質が破綻せず、音が荒れにくい設計となっています。
3.周波数帯別に見る音のキャラクター
音圧特性は、周波数帯域ごとのバランスによって、聴感上の印象が大きく変わります。
低音域(低回転域)
・排気音の「芯」や「重さ」を感じる帯域
・TEZZOマフラーでは、ここを過度に削らず、存在感を残す
→ エンジンを始動した瞬間や低速走行時に、自然なスポーツ感を演出
中音域(中回転域)
・人の聴覚が最も敏感な帯域
・音圧ピークがあると不快感につながりやすい
→ TEZZOマフラーでは、ピークを抑え、なだらかに推移させる
高音域(高回転域)
・乱流音や高調波が支配的
・音質が荒れやすい帯域
→ 音圧を意図的に抑制し、鋭さよりも伸びやかさを重視
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