アルファロメオ、フィアット、アバルト、他の車種別カーボン内外装パーツの製品情報です。

カーボン内外装パーツ

■概要

TEZZOではこれまで主にアルファロメオやフィアット/アバルト車用のTEZZO独自デザインのエアロパーツを製品化して参りました。また軽量レース用ボンネットなどのカーボンパーツの製造なども行ってきました。しかし近年増やしてきている製品は、アルファロメオ4Cなど、純正パーツの形状を活かしてカーボン化する製品です。
最近巷でよくみかけるカーボン調フィルムやカーボンステッカーを貼り付けたモノではなく、本物のカーボンです。本物志向の方に本物の素材と技術を、自己満足を提案します。

■製品特徴

●ウエットカーボンとドライカーボンの違いは？
そもそもカーボンの成型方法として、マスターモデルをベースにメス型を製作してカーボン繊維を貼り付けて成型するウェットカーボンと、オートクレーブ内で加圧・加熱しながら空気を真空で引いて成型するドライカーボンがあります。後者は余分な樹脂や気泡を徹底的に抜くことでカーボン密度が上がり軽量化できるメリットがあります。ただしドライカーボンは塗装に高度な技術が必要です。
そもそもドライカーボンは、同じ強度で圧倒的に軽くできますが、ほとんど表面には樹脂がのっていないのでそのままでは現実的には自動車用外装パーツとして使用できません。紫外線などの外的環境への対候性を高めるためにクリア塗装を施さなくてはならないのが実情です。
せっかく軽い素材なのにクリア塗装で重量を増やしてしまうことになるので、どれだけクリアを吹くか、美観を取るか軽さを取るか判断が分かれるところです。
その点ウェットカーボンは、ドライカーボンほど塗装に難しさがなく、ドライカーボンほどには高価ではないので扱いやすい素材と言えるでしょう。

●カーボン製自動車パーツとは？
自動車用カーボン製品と言っても、大きく分けて3種類あります。
①パーツ自体をカーボンで成形・製作した製品です。この方法は従来のTEZZO独自デザインによるエアロパーツが該当します。
②純正品に被せて、両面テープや接着剤で貼るタイプです。TEZZOではこのタイプにはドライカーボンを使用しています。
③純正交換タイプです。純正パーツにカーボンを直接施工しています。
ハンドメイドによる少量生産なので、手間がかかっていますが、複雑な形状を正確に再現（表現）でき、デザイン性とフィッティング性に優れる点が特徴となります。施工作業としては、純正パーツにカーボンを貼り付けて樹脂で硬化させ、クリアを吹き、磨き上げれば完成しますが、カーボンの網目が乱れないように貼り付ける精度、パターンの合わせ方、樹脂の透明度、脱泡対策（高温下に置かれると浮いてきてしまう）など、熟練した技術（施工ノウハウ）と豊富な経験が必要となります。カーボンを美的に使用するので、全方位的に高いクオリティが求められるわけです。
カーボンを貼り付けることでパーツの強度が向上するので、被せタイプなどにみられるギシギシ音などの不快な音が車内に響かなくなります。

●当社の方針
カーボン製品に限らず当社の方針として、売りっぱなしではなく当社所有デモカーによる長期テストを試作品や改良品について常に行い、経年変化も含めたカイゼンに日々努めております。カーボン施工はまだまだ新しい技術トライアルですが、そうしたカイゼンを通して製品の向上に努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いします。